包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

死亡率が高い、新型カンジダの拡散に警鐘

2016/11/11 性病

感染、発症すると死亡にもつながる恐れがあるとされる「新型カンジダ」が、初めてアメリカで確認されたとのことで、話題になっています。 これまでに、アメリカ国内での「新型カンジダ」の感染者と思われる患者は13人確認され、うち4人の死亡者が出ているそうです。 感染者の死亡率が高いことから、万一、爆発的な流行となれば非常に大きな脅威になると、専門家は警鐘を鳴らしています。 実は、この「新型カンジダ」が初めて分離されたのは2009年の日本の患者からでした。 その後、イギリス、インド、韓国など、世界10カ国で患者が確認されています。 さて、カンジダという病気をご存じない方もいるかもしれません。 しかし、我々にとっては、比較的ポピュラーな病気のひとつといえます。 カンジダは、カビの一種(真菌)が原因で起きる病気です。 実は、従来のカンジダであれば、ほとんどの人が皮膚表面や性器(膣内)、粘膜に菌を持っています。 菌を持っていながらも発症しない方が多いのですが、性器の周りを不潔にしていたりすると、カンジダ菌が活動を活発化して悪さをし始めます。 また、栄養不良や睡眠不足で免疫力が落ちたり、ホルモンバランスが崩れたりといったことでも、カンジダ菌が増えて症状が出ることもあります。 カンジダは湿度を好みますので、一般的には女性器に発症することが多いとされます。 性器が外気にさらされ、乾燥させやすいために、男性がカンジダの症状を感じることは少ないようです。 カンジダの主な症状ですが、女性器に症状が出た場合は強いかゆみや“白いオリモノ”が大量に出てきます。 オリモノは、湿り気を帯びたカスのようなものから、ドロッとしたヨーグルト状のものまで、様々です。 男性器の場合は、やはり、かゆみが出たり、亀頭の周囲に白い垢のようなものがポロポロと出てくることが有ります。 多くの場合、女性ほど顕著な症状ではないので、数日で自然に症状が収まってしまうこともあるようです。 また、口の中で菌が増殖して発症すると、舌に白い苔やカビのような物が発生します。 舌に痛みを感じる場合もあるようです。 いずれも、初期の軽い症状であれば自然に治ってしまう事もあるようですが、炎症等が激しくなってくると治療が必要です。 最近では、女性の膣カンジダ用の市販薬も販売されていますが、安易に自己判断で解決しようとせずに、専門の医院で診察と治療を受ける事をお勧めします。 「新型カンジダ」は、まだ確認されている患者数が少なく、その症状や対策に関しては詳しい発表がなされていません。 しかし、はっきりしていることは、従来の薬に対して耐性を持っている、つまり薬が効き難いという事です。 また、感染力も比較的強いと言われています。 菌が存在する粘膜同士が接触しなくとも、菌の付いた手で触った所から、他の人に移る可能性が高いと言われています。 感染経路に関しては、依然、調査中とのことですが、予防することが大事。 それにはまず、常に手を清潔にしておくことを心掛けましょう。 菌を家に持ち込まないために、外出から帰ったら、すぐに手洗い、うがいをしましょう。 また、外でトイレに行く際には、用を足す前にも手を洗うようにして、不潔な手で陰部を触らないようにするのも、良い予防法だと思います。 記事監修 新宿形成外科院長:岡 和樹 https://www.s-keisei.jp/shinjukukeisei/index.html

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