2017/09/23 性病
国のエイズ発生動向調査によると、2016年に九州地方でのHIV感染者、エイズ患者の新規報告が急増しており、警戒が必要とのこと。 特に福岡県では、患者の報告例が計92人と過去最多になっているそうで、前年の15年と比べても61%も増加している。
患者層は、特に40代や50歳以上の増加が目立つとのこと。 同じく九州地方の佐賀件では9人、熊本件でも計19人と、過去最多となった。
地域別でみると、九州地方の合計は169人で32%増となっているが、これに対して関東・甲信越は695人でほぼ前年並みの4%増にとどまっている。 その他、近畿地方は265人で11%減などとなっており、全国的にみると5つの地域で減少傾向にある。
そんな中での、九州地方の増加であるが、原因としては、多くの患者が潜在するアジア地域との交流が多い事や、性病を含めてHIV感染に関する警戒意識の不足が取りざたされている。
来るべき、東京オリンピックに向け、海外からの観光客が増加傾向にある中、今後も、これらの病気に対する予防・撲滅の啓蒙活動を行っていかなくてはなりません。