2019/01/31 未分類
一般的に、性行為中の「潮吹き」と言えば女性だけのものと思いがちです。 しかし、この潮吹き現象は男性においても出現することが明らかになっています。 では、どのような時にオトコの「潮吹き」現象はおこるのでしょうか。 通常、勃起後に陰茎部に刺激をあたえ続けることによって男性は射精をします。 射精後も陰茎刺激を続行することで、オトコの「潮吹き」現象をおこすことができるのです。 そのオトコの「潮吹き」によって外尿道口から多量の液体が噴出する現象は確認できても、そのメカニズムと噴出液に関する学術的な報告はありませんでした。 しかし最近の研究成果にて噴出液やメカニズムが明らかにされつつあります。 川崎医科大学泌尿器科講師の原綾英氏らによって行われた超音波カラードプラによる検討でオトコの「潮吹き」をとらえることに成功しています。 通常の射精では、陰茎刺激により、前立腺液が分泌された直後に精液が膀胱への逆流を防止する為、膀胱につながる尿道が閉鎖されます。 その後射精が起こります。射精後、膀胱につながる尿道は速やかに開大して元の形状に回復します。 ところが原綾英氏らの研究で、射精後も陰茎刺激を続行したところ膀胱の出口が平坦化したままの状態で、前立腺尿道に膀胱に溜まっている尿が引き込まれました。 そして、射精終了後に約20秒で前立腺部尿道が開大と収縮を繰り返す症状が生じ、その間に尿道口から透明の液体が霧状に噴出されました。 その後、膀胱の出口が開大して元の形状に戻ることが確認されました。 この原綾英氏らの研究によって、オトコの「潮吹き」によって噴出された液体は膀胱尿が主体であることが推定されています。 またこの研究の被験者によると、外尿道口から液体が噴出している最中のオルガズムは「我慢した後に排尿した感覚」と「射精した感覚」が合わさったようなものだったそうです。 記事監修:新宿形成外科院長 岡 和樹 https://www.s-keisei.jp/shinjukukeisei/index.html