2013/07/29 ED
今回は、身近になったED薬のお話です。 EDとは(Erectile Dysfunction:勃起機能の低下)の略語です。 EDに関しは、当院のED・インポテンス治療ページに詳しい情報が掲載されていますので、そちらもご覧下さい。 さて、言うまでも無く、EDの薬として最も有名なのはバイアグラです。 EDの薬に限らず、あらゆる新薬には、その莫大な開発費用を回収できるように、一定の期間は特許で権利が守られています。 ちなみに、バイアグラは、ファイザー製薬から発売されています。 今回、その特許が切れることで、いよいよ日本国内でも後発医薬品、いわゆるバイアグラのジェネリック薬が発売される見込みとなっています。 正確なジェネリック薬の販売開始はまだ未定ですが、2014年の春頃からとみられています。 日本では、ジェネリックが発売される時は、その薬効成分名が薬の名前として使われます。 バイアグラのジェネリック薬は「シルデナフィルクエン酸塩錠」+「製薬会社名」といった名称で販売される事になると思います。 ジェネリック薬が発売されれば、今までよりも安価で同じ効果の薬が使えることになります。 ご使用される患者さんにとっては、ありがたい話ですね。 しかし、ちょっと待って下さい。ジェネリック薬の登場は、良い事ばかりでは無いかもしれません。 インターネットで取引されるED薬の半数以上が偽物という調査結果があります。 ジェネリック薬が発売されれば、もっと薬の種類が増えることになります。 その薬が本物かどうかの見極めは、今以上に難しくなるでしょう。 偽物の薬は、効果が低いというだけならまだしも、服用した為に生命に関わる問題を引き起こすこともあるので、注意が必要です。 以前より当院では、信頼できる医院で、正規のED薬を処方してもらうことを強く推奨しています。 多少安価だったり、手軽に買えそうだったりするからといって、安易にネットで個人輸入などをする事は避けて下さい。 これは、ジェネリックの薬が発売された後でも同じ事です。 ジェネリック薬が欲しい時には、信頼できる医院で「ジェネリックでお願いします」と告げ、処方してもらうようにして下さい。 少々の金額と、ご自身の体の安全、どちらが大事かは比べなくてもわかりますよね。 記事監修 新宿形成外科院長:岡 和樹 https://www.s-keisei.jp/shinjukukeisei/index.html