現在、新型コロナウイルスのワクチンが開発され接種も進んでいます。ワクチンの種類 にもよりますが、ワクチン接種後にしっかりと抗体が出来れば95%の発症予防効果があるとも言われます。しかし、抗体ができる量には個人差があり、その量もピークを越えると日を追うごとに減少していくとされています。特に基礎疾患がある方は、自分にきちんと抗体ができているかを確認することは、今後の新型コロナウイルス感染予防指針となるためとても重要です。
現時点(2021年9月)では、抗体価がどれ位高ければ、感染に対して安心だという指標はありません。ですから、抗体価が多いからといって油断は禁物です。マスク無しで外出したり、不特定多数と密な空間にいたり、他人と大きな声で会話したりしても大丈夫という事はありません。手洗いやうがいなどの基本的な感染予防は必要です。
逆に、抗体価が少ないことがわかれば、日常生活において、より一層の感染予防対策をしようと意識することができるでしょう。
ワクチン接種後の抗体の量を把握しておくことには多くのメリットがあります。当院で は、ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG II Quant(Abbott社)の試薬を使用した新型コロナウ イルスワクチン接種後の効果が測定ができる抗体IgG定量検査(Sタンパク質抗体価検査)を行っております。検査結果は、採血後3~7日程度でお伝えできます。検査は少量の血液採取だけで受けられます。この機会に新型コロナウイルスの抗体量の検査を受けてみてはいかがでしょうか。
☆完全予約制です(事前に電話などでのご予約をお願いします)
抗体の量を調べる事で、次のようなことを知ることが出来ます。
※より正確な結果を得る為には、ワクチンの2回目接種後3~4週間以降の検査をお勧めします。
※以前に新型コロナウイルスに感染していても、自然感染では抗体の量が少ない場合もあります。
※発熱や咳などの症状が出た後の検査は、症状が治まってから14日以降に検査を受けるようにして下さい。
採血した検体を検査センターに提出して調べる抗体検査です。
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費用8,800円(税込)
【陰性】
抗体価が0.8U/mL以下の場合は検出できません。抗体が存在していないと判断されます。ワクチンの接種歴がなく、新型コロナウイルスに感染したこともない方です。新型コロナウイルスに感染する可能性が高いので充分な予防対策が必要です。
【陽性】
過去にワクチンの接種を受けて抗体が出来たか、新型コロナウイルスに感染したことがある方です。陽性と判定された場合でも抗体の量によって、感染や重症化のリスクが判断されます。
※現時点では、抗体価が陽性であっても新型コロナウイルスへの感染が防御できるかは分かっていません。また、獲得した免疫がどの位の期間持続するのかについてもはっきりとは解明されていません。
※検査の結果、抗体価が十分でなかった場合でも、現在のところ、ワクチンの追加接種は推奨されていません。
<検査実施時間>
平日と土曜の診療時間内。日曜・祝日は受付不可です。(完全予約制)
<費用>
新型コロナウイルス抗体IgG定量検査(抗Sタンパク質抗体):1回8,800円(税込・郵送代込)
※クレジットカード払いも可能です。
※検査結果は原則として郵送でお伝えしております。
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